星野 弘治
「死が一切の終わりだよ。」
よく耳にすることです。あたかも、誰でも知っている常識であるかのように。しかしみなさん、この常識は真っ赤なウソです! 確かに肉体は草木のように枯れて行きます。しかし、霊は決して消滅することはありません。常識はこわいものです。真実を真実としてとらえないで、いつの間にか誤った考え方が定着してしまい、常識化してしまい何の不思議も感じなくなっているのです。
ある家族の会話です。お父さんが家族の者に尋ねました。「太陽が地球の周りを回っていると思う? それとも地球が太陽の周りを回っていると思う?」。すると、お母さんが答えました。「それは、太陽が地球の周りを回ってるにきまっているよ。だって、朝になると太陽が山の向こうから昇ってきて、昼には頭の上を通って、夕方には海の向こうに沈んで行くでしょ。」。子供達も「そうだ。そうだ。」と同意しました。確かに、これが生活や体験の中から生まれた常識であり感覚的な理解だと思います。
しかし、真実は彼らの常識をくつがえすものでした。地球が太陽の周りを回っているのです。しかも、1日が24時間になるように秒速463メートルの速さで自転し、地球軸は23・4度傾いた状態で太陽の周りを回っているのです。そのおかげで、太陽の光が出来るだけまんべんなく地球の表面に注がれるようになっています。さらに、1年かけて太陽の周りを回るので、春、夏、秋、冬と時の移り変わりを知ると共に四季を楽しむことが出来るのです。地球を含む宇宙の運行があまりに人間に都合よく出来ているので、今では最前線の科学者たちは知的存在者、すなわち創造主(造り主)の存在を認めないでは天体や自然科学のことが事実に沿ってうまく説明できないとまで言うようになっています。
このように、大方の常識に反し造り主(創造主)は、確かにおられ、この宇宙を人が生きるのに最も適したように創造されたのです。こうして自然環境が全て整った時、造り主(創造主)は人をご自分のかたちに創造されたのでした。ですから、人は創造主のように人格を持った存在であると共に霊を宿した存在となり、目に見えない創造主(造り主)と親しく言葉を交わし、交わりを持つことが出来るのです。
しかし、人は創造主の意図に背いて、惑わす霊に惑わされ自分勝手な生き方をするようになってしまいました。とは言え、人間が霊を持った存在であることには変わりはありません。確かに肉体は滅びますが、「霊」は滅びることはありません。これを下さった創造主の許に帰り、終わりの日の裁きを待つのです。しかし創造主は、ご自分が命を与えこの世に生まれさせて下さったあなたを愛しておられ、救い主を遣わし、あなたの背きの罪のために十字架で代って罰し罪を赦して下さいました。歴史上に起こったこの出来事を私の罪のためだったと信じるとき、天国の永遠の祝福があなたのものとなるのです。
聖書のことば
イエスは彼に言われた。「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれひとり父のみもとに来ることはありません。」