星野 弘治
クリスマスおめでとう
今年も、クリスマスシーズンになりました。クリスマスは、今や教会に行っている、いないに関係なくお祝いされるようになりました。
ところで、「クリスマスって何?」と聞かれたことはありませんか? そう、クリスマスは「救い主の誕生を記念する日」ですね。でも、どうして私たちは救い主が必要なんでしょう? 実は、この世界を造られ、私たちに命を与えられた方がおられるのです。それにも関わらず、私たちは、そのことを知らずに、あるいは知っていても認めようとしない自分がいるのです。そこで、その方を「天のお父様」と呼ぶことが出来るようにと私たちに救い主が送られたのです。これは、天の父なる神様の御愛から出ているものです。
ですから、救い主の誕生は宗教の類ではなく、全ての人に贈られた天の神様からのプレゼントなのです。創造主なる神様は、私たちがご自身を「天のお父様」と呼べるようになり、「永遠の滅びから救われるように」とご愛をもって救い主を送られたのです。今回は、その救いが確かである理由を2つ挙げさせていただきます。
歴史の中で起こった出来事
確かさの第1は、この出来事が人類の歴史の中で起こった出来事であるという事実です。
今からおよそ2000年前、ローマ帝国から遣わされたクレニヤがシリアの総督だった時の最初の住民登録の時でした。ダビデ王の家系に生まれたヨセフは許嫁のマリヤと共に当時のしきたりにならってダビデの町、ベツレヘムに住民登録のためやってきました。しかし、そこでマリヤは月が満ちて男の子を出産します。このベツレヘムの町で、処女マリヤから生まれた男の子が、正に預言されていた救い主その方だったのです。どうして?
預言とその成就に見る真実な御愛
確かさの第2は預言とその預言の成就です。救い主についての預言は300以上数えることが出来ますが、クリスマスにちなんで2つ紹介します。1つ目は救い主が処女から生まれるという預言です。それはマリヤが懐胎するおよそ750年も前に預言されていました。そしてこの預言は、今見た通り処女マリヤにおいて実現しました。また出産の場所ですが、およそ700年も前に「ベツレヘム」と預言されていました。これも、クリスマスに文字通りに実現したのでした!ですから、マリヤから生まれ、「イエス」と名付けられたこの男の子はまぎれもない「預言されていた救い主」その方だったと分かるわけです。
あなたは、人の悟りに頼っていますか。それとも、創造主なる神様があなたを愛する御愛のゆえに送られた救い主に頼り、神様からのプレゼントをお受けになりますか。このクリスマスシーズンにゆっくりお考えになって下さい。あなたの応答をお待ちしています。
聖書の言葉
「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世(創造主を認めようとしない私)を愛された。
それは御子(キリスト)を信じる者が一人として滅びることなく永遠のいのちを持つためである。」