牧師 星野 弘治
イエス様ってどんな方?
あなたは、イエス様についてどんなことをご存知でしょうか。
多くの方は、社会科の時間に習った世界の3大聖人の1人といったところでしょうか。
あるいは、クリスマスが広く祝われるようになった今、クリスマスに祝われるイエス様を思い出すかもしれない。
前回紹介した故亀谷凌雲先生(1988~1974)は、イエス様のことを「如来中の如来」と
評された。実に深いご理解。でも、どうしてイエス様をそのように評されたのだろうか。そもそも、「如来」とはどのような方か。今号では、そのことをたどってみたい。
「如来中の如来!真実の如来」
先ずは、「如来」とは? 佛教大事典によると、「如来」とは「真理に到達したもの、もしくは真理より来れるものの意」とあった。亀谷先生は告白される、
「私の求めていたのは真の如来である」と。
そして釈迦牟尼如来、大日如来、阿弥陀如来もみな如来であり、救い主として
来てくださった。しかしキリストは、「真理の実体にして真理そのものであらせられる
天地の創造者、天地の主にて在す父のみもとから、この暗き地上にきたり、
真実に罪深き者、苦しめる者、死にゆく者の間にきたって、その父をあらわし、
真理を真実にもたらしてきてくださったのであった」、「しかもキリストは
如来中の如来、この世の最低のところまできてくださったのであった」と称賛する。
そして、「私はキリストに来たって、久しく求めに求めていた真実の如来に
まみえまつり得たのであった」と結んでいる。
死に際を見れば
人はどのように死んで行くかで、その人の真価が分かると言われる。
ターミナルケアに関わって
多くの方々をみとってこられた柏木哲夫氏も同じ趣旨のことを言っておられる。
イエス様は、2人の極悪人と共に十字架にはりつけにされた。人々からは罵りの言葉を浴びせられた。しかしイエス様は、「父よ。かれらをおゆるしください」と祈られた。
一緒に十字架に架けられた極悪人の1人は、十字架上でのイエス様の一部始終を
見ていた。そして、ついに「私を覚えていて下さい」とイエス様に願うのだった。
するとイエス様は、何と「あなたは今日、わたしと共にパラダイス(天国)にいます」
とおっしゃった。
あなたは、どれだけイエス様のことをご存知だろうか。
どうぞ、真実をお知りになりたい方はご連絡ください。
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聖書のことば
「(「イエスさま」と、)主の名を呼び求める者はみな救われる。」