牧師 星野 弘治
初詣に見る私たちの姿
新年明けましておめでとうございます。新しい年、2019年はどんな年になるでしょうか。初詣に行って来られましたか。普段は神様など信じないと言っている人でも、あるいは仏教徒を自認している人、他の宗教を信じている人でも、多くの方が新年に初詣に行きます。そして、「家内安全、商売繁盛、無病息災、交通安全」などと心にある様々な願い事を祈って来ます。これは、どんな宗教を信じているかという問題ではなく、年中行事というか、生活の一部となって浸透している日本独特の伝統行事だからでしょうか。それとも、目に見えない方を畏れ敬う人間の本能、本性とでもいうべきものがあるからなのでしょうか。
古代ギリシャの人々も同じだった
実は、時代や場所を異にしていても人の本性は変わっていないようです。聖書の中には、パウロという伝道者がギリシャのアテネを訪れた時のことが記されています。彼の言葉を少し引用します。「アテネの人たち。あなたがたは、あらゆる点で宗教心にあつい方々だと、私は見ております。道を通りながら、あなたがたの拝むものをよく見ているうちに、『知られていない神に』と刻まれた祭壇のあるのを見つけたからです。そこで、あなたがたが知らずに拝んでいる方、その方を教えましょう。」
アテネの人たちは、実にいろいろの神々を信じていました。しかし、それでも彼らが気づかないでいる神がおられるかもしれない。そこで、「知られていない神に」と刻まれた祭壇までがあったというのです。
本当の神はおられるの?
パウロという人は、彼らが知らずに拝んでいる神がどういう方であるか教えます。その方は、「この世界とその中にあるすべてのものをお造りになった神」であるというのです。そうです。この世界とその中にある全てのものを造られた方がおられるのですよ。この方こそ本当の神であり、私たちが畏れ敬い、拝むべき方だったのです。
その本当の神様ってどんな方?
しかもこの方が、クリスマスにお祝いしたように神と共におられたイエス・キリストを私たちの救い主としてお与えになったのです。このイエス様が本当の神様を私たちに明らかにして下さったのです。あなたが、本当の神様がどんな方か知りたいと思われたらイエス・キリストのところに来て学べばよいのです。
今年こそ本当の神様に出会い、あなたの人生において最も思い出深い、また実り多い年になりますように。
聖書のことば
いまだかつて、実際に神を見た人はいません。しかし、神のひとり子だけは別です。御子は父なる神といつもいっしょですから、神について知っていることを教えてくださいました。
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