星野 弘治
意外な出来事が…
ご存知でしょうか?毎年続々とユダヤ人たちが祖国に帰っています。昨年は34000人でした。一昨年は33000人、2017年は28600人、2016年は26000人と毎年途絶えることなく続いています。
ユダヤ人と言えば、紀元70年にエルサレム神殿が破壊され、国を失い、世界の各地に散って行った人たちです。その彼らが、1900年経った今続々と祖国に帰りつつあるのです。
実はすでに預言されていた数々のこと
この現象は、一体何を意味しているのでしょうか?それを知るためには、私たち人類の歴史を振り返ってみる必要があります。この世界を造り、私たちを造られた創造主・真の神様は、ご自身から離れた私たちを御許に連れ戻すために「救い主」を遣わすと預言されました。その預言は、アブラハムと言う人物の子孫を通して実現するものでした。彼らにカナンの地(地中海とヨルダン川・死海に挟まれた地域一帯)を永遠の所有地として与えるとの固い約束もされました。
こういうわけで、アブラハムとその子孫(ユダヤ人)は特別な使命と責任を負った民族でした。その彼らが、遣わされた救い主を受け入れず、その結果地の果てまで散らされる民となってしまいました。しかしそれだからと言って、神がアブラハムと結ばれた約束が無意味なものになったわけではありませんでした。
真の神様は約束を忠実に守られる方
天地を造られた方が私たちをご自身の許に連れ戻す御計画、そのために選ばれた民に対する約束は、彼らの不従順によって変更されることはありませんでした。預言された通り、終わりの時代に救い主を遣わして下さり、救い主は私たちの身代わりとなって十字架で罰せられ、死んで葬られ、三日目によみがえり、信じる者に罪の赦しときよめを与えて下さいました。また、アブラハムに約束された通り、彼の子孫たちを約束の地に連れ戻してくださっているのです。それが、今日のユダヤ民族の祖国帰還という出来事なのです。
どうぞ気づいていただきたい
私たちは今、数々の預言成就の真っただ中に生きているわけです。どうぞこのことに気づいていただきたいと思います。聖書は人間が考え出した宗教書などではありません。天地を創造された方が私たちをご自身の許に連れ戻す一大計画を明らかにした書物であり、今その御計画が着々と成就しているのです。あなたもぜひ聖書を手に取って読んでみられることをお勧めいたします。
聖書のことば
“神は昔、預言者たちによって、多くの部分に分け、多くの方法で先祖たちに語られましたが、この終わりの時には、御子にあって私たちに語られました。“
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