オアシスからのニュースレター 2021.2
『変わることのない愛のお方』
星野 弘治
惑わされた私たち人類の始祖
突然ですが、あなたはお生まれになった時から、この天地を造られた神様がおられることを知り、この方を礼拝して来られましたか。また、この方が変わることのない御愛をもってあなたを愛しておられることを感じながら生きて来られましたか。自分と正直に向き合うなら、誰だって胸を張って「はい。」と答えられる人はおられないと思います。
どうして、このようになったのでしょうか。それは、私たち人類の最初の人が惑わすものに惑わされたからです。神様は御自分に似せて人類を造られ、愛しておられるのに、私たちはその御愛を疑う者になったという歴史的背景があるのです。
私たちを真実愛しておられる神様
しかし、ご自身に似せて造られた私たちを愛する神様の御愛に変わりはありませんでした。私たち人類の始祖に神様の愛を疑わせた誘惑者を裁かれた神様は、その裁きの中で人類を創造当初の状態に回復させる御計画を明らかにされました。それは、救い主を人としてつかわすという御計画です。この計画が具体的になったのが、アブラハムとその子孫を通してでした。その中でも、特筆すべきはダビデ王です。紀元前1,000年代に、彼の家系から救い主は誕生すると告げられました。このように救い主イエス様による救いは、人間の考え出した作り話や方便ではないのです。私たち人類をご自身に似せて造られた神様が、創造当初のご自身と私たちとの関係を回復されるために計画しておられたことなのです。
目に見えない神の愛が見えるかたちに
神様の用意された、私たち人類に対する御計画は現実のものとなりました。クリスマスにお祝いした通りです。また、産まれてくる目的もはっきりしていました。それは、私たち人類が創造主なる神から離れてしまった背きの罪のために身代わりとなって罰せられるためでした。救い主イエス様誕生の700年以上も前に、神様は預言者を通して次のように告げておられます。「しかし、彼は私たちの背きの罪のために刺され、私たちの咎(とが)のために砕かれたのだ。彼への懲らしめが私たちに平安をもたらし、その打ち傷のゆえに、私たちは癒された。私たちはみな、羊のようにさまよい、それぞれ自分勝手な道に向かって行った。しかし、主(神)は私たちすべての者の咎を彼に負わせた。」
このように、この天地を造られた本当の神様は真実な、変わることのない愛のお方です。あなたも、この御愛に信頼を置いてみてはいかがでしょうか。
聖書の言葉
“たとえ山々が移り、丘が動いても、わたしの真実の(変わることのない)愛はあなたから移らず、わたしの平和の契約は動かない。
——あなたをあわれむ方、主(神)は言われる。”
配布版はこちら