オアシスからのニュースレター
2021.9
『創造主なる方の愛に囲まれて』
星野 弘治
豊かな色彩感覚を持つ人間
この夏は、日常生活の中で2つのことにハッと気づかされました。その1つは、「きれいに咲いているね。」などと語りかけながら家の周りの草花に水やりをしていた時です。ふと他の動物にはこの美しい自然はどのように見えているのだろうかと考えました。調べてみると、例えば犬にとっては緑やオレンジ色はくすんだ黄色、紫色は青っぽい色、赤は何とグレーに見えるのだそうです。猫は青、緑、黄色だけは識別できるとか。牛や馬はモノクロの世界。
ですから、七色の虹を識別できる豊かな色彩感覚を持ち、このように美しく咲く草花を楽しむことができる私たちは何と幸せな者たちであるかを思わされました。
光合成で酸素が放出されている
もう1つは、青々と茂っている桜並木の葉を見ているときに思わされた、光合成のことです。ご存じのように、植物は太陽の光を受け、二酸化炭素を吸い込んで葉の中で光合成して酸素を大気中に放出しています。そのおかげで、一定量の酸素が常に大気中にあり、私たちは当たり前のように酸素を吸い、二酸化炭素を吐き生命を維持することができています。
このことに気づいてからは、肺に持病のある私はことさらに大きく深呼吸をしながら散歩するようになりました。私にとって朝夕の散歩は、このような自然の営みを造られた創造主に感謝する幸せに包まれる時となりました。
太陽系から気づかされること
見上げてごらん。空の星を、月を。私たちは太陽系からも多くの気づきが与えられます。ご存じのように、地球は太陽と実に絶妙な位置関係にあり、私たちの生存そのものが太陽からのエネルギーに依存しています。
また地球は実は秒速463メートルで自転するので24時間で1回転しています。自転しながら太陽の周りを回っています。ですから夜昼ができ、生活のリズムが生まれます。月は1ケ月かけて地球の周りを回っていますが、地球と太陽の位置関係で月の満ち欠けがあり1ケ月経ったことを知ることができます。地球は太陽の周りを1年365日かけて回るので、私たちは1年を知るとともに四季を楽しむことができます。
このように自然界の営み、宇宙の仕組みを見るにつけ創造主が本当におられ、その方の大きなふところの中に抱かれながら生きていることに気づかされるのです。私たちは今コロナ禍にありますが、時には大きく深呼吸して大空を見上げ、また大自然の営みに思いをはせてみてはいかがでしょうか。
聖書のことば
「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。」
配布版はこちら