オアシスからのニュースレター2022.2
『真の希望』
星野 弘治
現状を見るにつけ
寒い日々が続いでおりますが、皆さまお元気でしょうか。
さて、新しい年は新型コロナの流行が終息に向かうのではと期待していましたが、終息するどころかオミクロン株の出現で期待とは裏腹の状態になっております。どうしてこのようなことが起こっているのでしょうか。これからどうなってゆくのでしょうか。
このような現状を見るにつけ、将来に希望など持てるのかといぶかってしまいます。しかし、聖書は失望に終わることのない確かな希望、真の希望があると告げています。
ゆるぎない歴史的事実
聖書が約束する希望は、確かな根拠に基づいた希望です。その根拠と言うのは、2000年前エルサレム郊外のゴルゴダの丘で起こった出来事です。このゴルゴダの丘で、イエス・キリストと言う方は自分を神と等しい者としたため冒とく罪で十字架につけられました。亡骸は墓に葬られました。しかし、3日目の朝女弟子たちが墓にやってきたところ墓は空っぽになっていたのです。イエス・キリストはよみがえられたのでした。
この事実を認めたくない人々は、よみがえりの事実をいろいろ説明してきました。例えば、よみがえり直後、ユダヤ当局は墓の番をしていた兵士たちに多額の金を渡し、弟子たちが盗んだと言いふらすよう指示しました。また、よみがえりはイエス・キリストを神格化するための作り話だなど等。しかし、事実は事実。よみがえられたイエス・キリストは40日間弟子たちに現れ、「神の国」のことを語られました。よみがえられたイエス・キリストと40日間過ごした弟子たちは、もうよみがえりを疑うことはありませんでした。それどころか、この後弟子たちは殉教してまでイエス・キリストのよみがえりを証言しました。
確かな根拠に基づく希望
この「よみがえり」という出来事は、天地を創造された方がおられるからこそ起こった出来事であり、もしおられなかったら起こりえないことでした。
聖書には、この世界も私たちも創られた方がおられること、その方がご自身から離れた私たちをご自身の許に連れ戻すために救い主を送って下さるということ、その救い主は私たちのために身代わりとなって罰せられて下さり、この身代わりの死を信じた者は罪赦された者として受け入れられること、そしてそれこそコロナウイルスや一切の病も涙もない新天新地に入れられる希望が保証されています。
イエス・キリストがよみがえられたという出来事は、こうした聖書で言われていることが間違いないことを担保しています。ですから私たちが今できることは、イエス・キリストの身代わりの死を私のためでもあったのだと信じ受け入れることです。
聖書の言葉
わたし自身、あなたがたのために立てている計画をよく知っている—主のことば—。それはわざわいではなく平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ。
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