オアシスからのニュースレター
2022.8
『あなたは愛されている』
星野 弘治
迷子の羊を捜す羊飼い
羊飼いと羊の群れの様子は、私達には馴染みのない風景です。でも、イスラエルではよく見かける風景のようです。
そこでイエス様は、このようなたとえ話をされました。
「あなたがたのうちに羊を百匹持っている人がいて、そのうちの一匹をなくしたら、その人は九十九匹を野原に残して、いなくなった一匹を見つけるまで捜し歩かないでしょうか」と。
たとえ話から見えてくる神の愛
このイエス様のたとえ話から、神様の愛が見えてきます。
①神様の愛は1人1人を大切にされる愛
命を与えてこの世に生まれさせてくださった神様にとっては、誰1人無用な人はおらず、
私達はみな大切な存在であり、かけがえのない1人ひとりなのです。いなくなった羊が、
何か特別な羊というのではありません。しかし、羊の持ち主にとってはかけがえのない1匹なのです。
1人を大切にされる神の愛を見ます。
②神様の愛は計算を度外視した愛
この羊の所有者にとっては、いなくなった1匹が大切な、かけがえのない存在なのです。
神様の愛は、99対1と言った数字を度外視した愛なのです。
③神様の愛はあきらめずに捜し続ける真実な愛
「見つかるまで」。私達だったら、どうでしょうか。
いい加減にして切り上げるかもしれません。
しかし「みつけるまで・・」とあります。
神様の愛が真実な愛であることが分かります。
④神様の愛は見捨てることのない愛
迷い出たからと言って、迷い出た羊を見捨てることはなさりません。
神様の御愛は、あなたが道を外れたからといって決して見捨てることのない愛です。
あなたを捜している方がおられる
こう話された後、いなくなった羊を見つけた喜びを近所の人達と共にすることが告げられます。
それと同じように、生きる意味を見失った1人の人間が悔い改め、本来のあるべき所に立ち返る時、命を与えてこの世に生まれさせてくださった方はどんなにかお喜びになることでしょう、とたとえ話は結ばれます。
あなたを捜し続ける神様の御愛に、あなたもお応えになってはいかがでしょうか。
聖書のことば
わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。
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