オアシスからのニュースレター
2023.9
『失望に終わらない希望がある』
星野 弘治
「希望」
先日あるところで、「希望」という題で次のような文 章が目にとまりました。「希望には、叶わないものもあるが、大切なのは希望 を持ち続けること。 希望の喪失は、力の喪失である。心の支えがあれば、どんなつらい状況でも耐え抜くことができる。」
人生への素晴らしいアドバイスだなあと思いました。読み返しているうちに、聖書の 1 節を思い出しました。「この希望は失望に終わることはありません。なぜなら、私たちに与えられた聖霊によって、神の愛が私たちの心に注がれているからです 。」
歴史は御計画通りに
創造主なる神様はご自身から離れてしまっ た私たち人類のために素晴らしい計画を立てておられ ました。歴史は、このご計画通りに進んでおります。
紀元前 2100 年ごろ、今のイラク南部に住むアブラハ ムという人物の家系を通して救い主が遣わされる、と 告げられました。紀元前1000年代には具体的に、アブ ラハムの子孫ダビデの家系から救い主は誕生すると告 げられました。紀元前 750 年代には、その誕生は処女 からであることが告げられ、同時代には、救い主が来 られる目的も告げられました。遣わされる救い主は、 創造主から離れてしまった私たちの背きの罪のために 身代わりとなって罰せられるため、というのです。確かに歴史はそのように進み、それからおよそ 750 年後、救い主イエス様が十字架にかけられることで告げられた通り成就しました。
将来においては、創造主を崇めないこの世界は一掃され、遣わされた救い主を信じた者には死も涙もない祝福された「永遠の御国」に入れられる希望が与えら れているのです。
失望に終わることのない希望
さて、先に引用した聖書箇所の「この希望」とは何のことでしょうか。それは、この「永遠の御国に入れられる希望」のことです。
暦の上で 2023 年前、預言された通り救い主は処女まリヤよりお産まれになりました。そして 33 年の後に十 字架に付けられました。しかしイースターで学んだよ うに、墓に葬られたイエス様は3日目に墓から復活され、これによってご自身が何ひとつ 罪のない神の御子であることが公
に明らかにされました。このイエ ス・キリストの身代わりの死が自分 のためでもあったのだと理解し信じる時、あなたの罪は赦され、罪赦された心に神の御霊が宿って下さり、あなたの心は神の実在と神の御愛で満たされます。この神の御霊は
、神の御国に入れられる保証でもあります。ですから、神のご計画の実現を希望をもって待ち望むことができるのです。そしてこの希望は、神のご計画に基づく、失望に終わることのない確かな希望です。
聖書のことば
「雨や雪は、天から降って、もとに戻らず、地を潤して物を生えさせ、芽を出させて、種蒔く人に種を与え、 食べる人にパンを与える。そのように、わたしの口か
ら出るわたしのことばも、わたしのところに、むなしく帰って来ることはない。それは、わたしが望むことを成し遂げ、わたしが言い送ったことを成功させ
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