オアシスからのニュースレター
2024.4
『創造主は愛の神、真実な方』
星野 弘治
神の愛と親の愛
「神は愛です」―これは、聖書が一貫して私たちに告げているメッセージです。あなたが孤独に感じる時も、だれも親身になって心配してくれる人がいないと思う時も、あなたを愛し、あなたのことを親身に心配している神がおられるというのです。
聖書は「はじめに神が天と地を創造された。」という文章で始まります。聖書で言う「神」は、天地を造られた「創造主なる神様」のことです。この天地を造られた「創造主なる神様」が、あなたを愛しておられると聖書は語るのです。この方はまた、私たち人類を他の動物と違い「ご自分のかたち」として創造されたと告げています。ですから私たち人類は、創造主なる神にとってかけがえのない存在なのです。私たちにとって、創造主なる神様は言わば“親の親”と言った存在です。ですから、神の愛は「親の愛」にたとえることが出来ます。
神の愛がどうして分かる?
親は自分の子供を愛しています。ですから、子供がいなくなったらあらゆる努力を惜しまず探し回り、一日も早く自分のところに帰ってくることを願うことでしょう。創造主なる神様も同じです。聖書のみことばに次のようにあります。
「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに世を愛された。」ー「世」というのは「創造主なる神様から離れている私たち」のことです。創造主なる神様の御愛は、ご自身から離れている私たちを変わることなく愛しておられます。そしてその御愛は、「ひとり子をお与えになったほどに」とあります。「ひとり子」とは「イエス様」のことです。クリスマスにお祝いするイエス様が、その御愛の「しるし」だったのです。さらに、「お与えになったほどに」には、「犠牲として与えるほどに」という意味があります。
真実な愛は犠牲の大きさでわかる
どうして「神のひとり子イエス様」はこの世にお生まれになられたのでしょうか。先の聖書の引用の続きですが、「それは御子を信じる者が、一人として滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」とあります。
「神はいない」、「神などいらない」と言っていた者、他の神々を信じていた者、そのように思いのままに生きてきた者が、どうして神様のもとに帰ることが出来るでしょうか。創造主であられる神様は、実に、ご自身のひとり子を犠牲にしてまでして帰りの道を用意してくださいました。ここに、神様の御愛の深さ、真実さがはっきりと現わされているのではないでしょうか。あなたも、この方を信頼し、信じてみてはいかがでしょうか。
聖書のことば
“あなたがたが経験した試練はみな、人の知らないものではありません。神は真実な方です。あなたがたを耐えられない試練にあわせることはなさいません。むしろ、耐えられるように、試練とともに脱出の道も備えてくださいます。”
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