星野 弘治
「父の涙」
あなたにいのちを与え、この世に生まれさせてくださった方がおられます。そう、その天の神さまは、どんなにあなたを愛しておられることでしょう。今号では、その深い御愛に1つの出来事を通して気づかれたご夫婦を紹介したいと思います。
その御夫婦は、シンガーソングライターの岩渕まことさんと由美子さんです。彼らに長女が生まれました。しかし、脳腫瘍が見つかり手術。奇跡的に助かりましたが、8歳の時に他の病を併発し手厚い看病の甲斐なく息を引き取りました。このつらい経験から「父の涙」という歌が生まれました。
心にせまる父の悲しみ
我が子を失った悲しみを、私たちの罪のためにご自身のひとりごイエス様を身代わりとして罰する天の神様の御思いが重ね合わされて歌は作られています。「心にせまる父の悲しみ」と歌い出す「父の涙」の歌詞はこのように続きます。その一部を紹介します。
心にせまる父の悲しみ
愛するひとり子を十字架につけた
人の罪は燃える火のよう
愛を知らずに今日も過ぎて行く
十字架からあふれ流れる泉
それは父の涙
十字架からあふれ流れる泉
それはイエスの愛
心にせまる神の愛
聞きたくないことでしょうが、正直に言います。人間には、一度死ぬことと死後にさばきが定まっているということです。人は死で終わるのではありません。誤解しないで下さい。肉体は確かに無くなります。しかし、魂は霊ですから無くなることはありません。あなたも確かに死に、あなたの肉体は無くなります。しかし、それであなたが無くなるのではありません。あなたの魂は存在し、終わりの日に神の裁きを受けるのです。神様は聖なる方です。神様の裁きに「私は大丈夫。」と言える人は1人もいません。そして、永遠の滅びです。
しかしゆるされるはずのないあなたに、そして私に、天の神様は救いの道を用意して下さいました。岩淵さんの歌詞にありますように、愛するひとり子イエス様を十字架につけ、私たちの身代わりとして罰し、その結果、信じる者には罪の赦しを与えて下さり、死後さばかれなくてよいようにして下さいました。何という深い神様の知恵、何と言う深い神様の御愛でしょうか。立ち止まって考えていると神様の御愛が心にせまってまいります。岩淵まことさんの「父の涙」はインターネットのユーチューブでお聴きになることをお勧めします。
聖書の言葉
神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに世を愛された。それは御子を信じる者が、一人として滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。
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