オアシスからのニュースレター 2020.7
『新型コロナウイルスと私たち』
星野 弘治
パンデミック(世界的大流行)
思いがけない新型コロナウイルスの大流行で、不自由な日々を送っておられるのではないでしょうか。今号と次号で「新型コロナウイルスと私たち」をテーマにご一緒に考えてみたいと思います。
感染症のパンデミック(世界的大流行)は、今回が初めてではありません。感染症と私たち人類の関りは古く、近くはおよそ100年前の1918年にもスペイン風邪のパンデミックがあり、日本でも大流行しました。
共生への道
私たち誰もがウイルスの根絶を期待します。しかし、感染症にくわしい山本太郎博士は、彼の著書「感染症と文明」で「共生への道」を提唱し、また、雑誌「世界」の今月、7月号でも「根絶を目指して強い淘汰圧をかけられたウイルスは、生き延びるために進化する」と述べています。すなわち、次々と新しいウイルスが出現する可能性を示唆しておられます。
そうだとすると、新薬やワクチン開発を期待すると共に、私たち自身も集団感染を起こさないためにも、手洗いやマスクの徹底、換気や「三密」を避けるといった基本的な生き方をお互い心がけながらこの難局を乗り越えて行かなければなりません。そのような生き方はスペイン風邪のパンデミックから学んだことでもあります。
感染症を通して語る神
ウイルスが目に見えないように、神様も目に見えませんが、いろいろな事を通して私たちの救いのためにご自身の考え、御計画を伝えてこられた事実があります。
感染症を通して神様がご自身の考えを伝えられた事例として鮮明に思い出されるのが、出エジプトの出来事です。イスラエル民族を通して救い主を送る御計画の神様は、エジプトで奴隷状態になっていたイスラエルの民を救い出すためにモーセと言う人物を用いられました。モーセは、エジプトの王様にイスラエル民族の解放を求めますが王様は聞き入れません。そこで神様は、感染症の大流行を通して王様の心を変えさせ、解放を承諾させました。
気づかされるあれこれ
近年は異常気象、自然災害に加えて地震が多発。そして新型コロナの大流行。一方、神様は預言しておられた通りユダヤ民族を祖国にいま帰らせつつあるという現実があります。神様は真実な方、愛の方です。目には見えませんが、これら一つ一つのことを通して何かを伝えようとしておられます。これらの出来事は、ご自身がおられることに気づかせ、あなたを愛する大きな御愛ゆえ、この終わりの時代にご自身の許に帰るようにと招いておられる招きの「しるし」、「サイン」ではないかと思わされるのです。
聖書の言葉
“わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。”
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