オアシスからのニュースレター 2020.8
『感謝と祈り心を忘れないで』
星野 弘治
忘れなかった感謝する心
いまラジオ番組に小学生からの投稿が増えているそうです。その日も、新型コロナ大流行で生活が制限されていますが、そんな不自由な生活の中で「今まで当たり前だと思っていたことを感謝するようになった。」という小学生からの子供らしい投稿を紹介していました。
その時は「へえ・・・」と聞き流していましたが、今もその投稿の内容が心に残っているのです。どうしてだったでしょうか。それは、こんな制限された不自由な生活の中でも、「感謝する心を忘れない小学生がいた」ということです。暗いニュース、不安なニュースの多い昨今です。しかし、それでも「感謝する心」を忘れたくないものだと小学生の投稿から思いを新たにさせられたことです。
造られた方がおられる
山に登った時や自然を眺めている時に、この世界を造られた方がおられるに違いない。そんな感覚を持った方がきっとおられると思います。その“感覚”は正しかったのです。いま科学者たちは自分の研究が進めば進むほど「創造者がおられる」という事実に遭遇しています。
すでにご紹介したように、遺伝学で世界的に知られている村上和雄博士は「何か偉大な方」
の存在を認め、宇宙物理学の権威、村上斉博士は「誰かのサジかげんがなければ」と、宇宙が人間のためにいかにうまくできているかの事例を紹介しています。
聖書は、「初めに神が、天と地を創造された」で始まります。そして私たちは、その方によって造られ、命が与えられたことを告げます。そうです。創造者がおられ、あなたも私もその方によって造られ、命与えられて今があるのですね。
造られた方がおられることの意味
私たちが造られた存在であるなら、そこには必ず造られた目的があるはずです。それはちょうど、製作者が目的をもって製品を作るのと同じですね。そうだとすると、あなたの人生にも、必ず造られた方の目的があるに違いありません。また、製作者は自分が作った製品を気にかけ、製品の保証をします。その製品が高価であればあるほどそうです。お造りになった創造者はこの世に送り出したあなたをいつも気にかけ心配していてくださり、また守っていてくださいます。前号の「聖書のことば」にあったように、創造者にとってあなたは「高価で尊い存在」であり、「愛の対象」だからです。あなたを忘れることは決してないのです。
こうしたことは、すでに何回もお話してきたことです。しかし、「新型コロナウイルスと私たち」を考える時、もう一度思い出し感謝する心を忘れないようにしたいものです。そして、神様の存在が分からなくても、もし神様がおられるなら、と「祈り心」を忘れないで過ごしたいものです。神様はあなたを造られた方です。決してあなたを忘れることはありませんから。
聖書の言葉
「女が自分の乳飲み子を忘れるだろうか。自分の胎の子をあわれまないだろうか。たとえ女たちが忘れても、このわたしはあなたを忘れない。」
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