オアシスからのニュースレター 2021.1
『本当の神様ってどんな方?』
星野 弘治
誰でも持っている祈り心
新年あけましておめでとうございます。年の初め、今号では「本当の神様ってどんな方?」をご一緒に考えてみたいと思います。
新しい年を迎え、初詣の風習を思うにつけ、人は誰でも祈り心をもっているんだなと思わされます。しかし、だれに祈るかになると人それぞれです。日本には八百万の神々がいると言うのもうなずけることです。
このような精神風土は日本独特のものでしょうか。いいえ、これは日本だけでなく古今東西、時代を超えて見られる人間共通の特徴のようです。古代アテネを例に見てみましょう。
知られていない神
紀元51年、1人のキリスト教の伝道師がアテネに来ました。彼は、アテネの町が彼らの拝んでいる神々の像で満ちているのに義憤を感じたほどでした。あの文明の都アテネにおいて「町は偶像で満ちていた」です。
そんな神々の祭壇が立ち並ぶ中に、「知られていない神に」と言う祭壇を伝道者は見つけ、彼らが知らずに拝んでいた方を教えます。彼らが「知られていない神に」と言って拝んでいた方とは、実は「この世界とその中にあるすべてのものをお造りになった方」のことでした。どんなに文明が進んでも、本当の神様は人間に分かるわけではないのです。本当の神様がおられるなら、その方が自己啓示して下さる必要があります。
本当の神様ってどんな方?
そのような、神様の自己啓示の書物があるのでしょうか?あります。聖書です。聖書と言うと、「キリスト教の経典。私には関係ない。」と、取り合おうとしない方がおられます。しかし聖書という書物は、実に不思議な書物です。完成まで何と千数百年もかかっています。書いた人も40人からおります。それでいて、最初から最後まで調和と統一がとれているのです。これは、神が人間を用いて自己啓示されたとしか言いようがありません。その内容は、唯一の神がおられること、その方によってこの世界が造られたこと、私たち人間もこの方に似た者としてこの方によって造られたこと。さらに内容を要約して申し上げますと、この方は聖なる方であると共に私たち人間を愛しておられ、ご自身との交わりを回復するために救い主を送られた方です。
本当の神様を実感して生きる人生
これが本当の神様の自己啓示であるとするなら、何とありがたいことでしょう。この天地を造られた方があなたも造られ、目的をもってこの世に産まれさせ、愛し守っておられるのです。こうしたことは、クリスマスにその御降誕をお祝いしたイエス様を救い主と信じることにより実感できます。この1年が、この本当の神様に出会う年となりますように。
聖書の言葉
「はじめに神が天と地を創造された。」
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