オアシスからのニュースレター
2021.11
『予備知識』
星野 弘治
予告されていたキリスト
クリスマスがもう来月になりました。クリスマスは、救い主イエス・キリストが誕生されたことをお祝いする日ですね。今号ではイエス・キリストについてあらかじめ予備知識を得て、深い理解をもってクリスマスを迎えたいものです。
ところで皆さん、聖書によると、この天地を創られ私たちに命を与えられた創造主は、私たちをご自身の許に連れ戻すために救い主を人として遣わすと約束されました。
その人の子として生まれると告げられた救い主は、紀元前2100年ごろにはユダヤ民族から生まれると告げられます。そして紀元前1000年ごろには、ユダヤ民族の中でもダビデの家系から生まれると予告されます。さらに紀元前750年ごろには、その誕生は処女からだと告げられ、そのおよそ50年後には誕生の地はベツレヘムであると告げられます。
生まれてくる目的も予告
さらに、生まれてくる目的まで予告されていました。紀元前750年ごろ、生まれてくる目的が次のように告げられました。「私たちはみな、 羊のようにさまよい、それぞれ自分勝手な道に向かって行った。しかし、主は私たちすべての者の咎を彼に負わせた」と。
「私たちはみな」とありますが、これはあなたであり私のことです。この天地を創造され、私たちに命を与えられた方がおられるにもかかわらず、私たちはその方を忘れて自分勝手な道を歩むようになっています。これは人の道からはずれた生き方です。
しかし、創造主なる方は私たちを愛するがゆえにそんな私たちを罰することをせず、私たちの身代わりとして「彼」を罰すると予告されました。「彼」とは、750年後に生まれるイエス・キリストのことです。
こうしたことを思いめぐらしながら
これらのことは、2000年前イエス・キリストにおいて全て成就しました。ですから、ベツレヘムで処女マリヤからイエス様が誕生された夜、「今日ダビデの町であなた方のために救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。」と御告げがありました。
こうしたことは、私たちにはあまりにも不思議な出来事です。しかし、不思議なことであればこそ、それを神がなされた出来事であると理解し、神をほめたたえるのです。こうしたことを心に思いめぐらしながら、クリスマスをお迎えになって頂けたら幸いです。
聖書の言葉
雨や雪は、天から降って、もとに戻らず、地を潤して物を生えさせ、芽を出させて、種蒔く人に種を与え、食べる人にパンを与える。そのように、わたしの口から出るわたしのことばも、わたしのところに、空しく帰ってくることはない。
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