オアシスからのニュースレター 2022.11
『約束を必ず守る愛の神』
星野 弘治
信頼度は何によってはかる?
11月になりました。いかがお過ごしでしょうか。
前号では「歴史を支配する愛の神」と題して、私たちの救いのために歴史を支配する生ける真の神様を紹介させていただきました。
ところで、ある国の前指導者が「あの国は約束しても守らないから信用するな」と発言した報道を聞いた方もおありと思います。信頼度は結局「約束したことを守るかどうか」にかかっているなあと思わされたことです。
そこで今号では、歴史を支配する愛なる方は、約束したことを必ず守る方でもあることを知っていただき、この不安定な時代にあっても安らかな心を持って過ごしていただきたいと思います。
創造主は何を約束したか?
それでは、創造主なる神様が私たちに約束されたことは何だったでしょうか。それは、私たち人類に救い主を遣わしてくださるということでした。度々ご紹介しているように、私たち人類の最初の人は創造主なる神様に従わず、裁きを宣告されます。しかし神様はその裁きの中で、ご自身の許に立ち返るために救い主を人として遣わすと約束されたのでした。
この「約束された救い主」は、アブラハムという人物の家系から出ることが告げられます。そして紀元前千年代になるとアブラハムの子孫であるダビデの家系から産まれると告げられます。そしてその通りに、「救い主」はダビデの直系ヨセフの許嫁マリアの胎から産まれました。クリスマスにお祝いする通りです。このように約束したことを必ず守る創造主なる神様は、確かに信頼しても良い方であることがお分かりいただけたと思います。
大きな犠牲を伴う約束
ここでぜひ知っておいていただきたいことは、この約束は大きな犠牲が伴うものだったということです。犠牲が大きければ大きいほど、約束を守ることは躊躇されかねません。しかし、創造主なる神様は紀元前8世紀には預言者を通して次のように告げておられます。「私たちはみな、羊のようにさまよい、それぞれ自分勝手な道に向かっていった。しかし、主は私たちすべての者の咎を彼に負わせた」。
創造主なる神様は私たちに対するご自身の真実な愛を示すために、当初から大きな犠牲を払う覚悟でこの約束をされたことが分かります。今回は創造主訳聖書で、しばしば引用するヨハネの福音書3章16節のみことばをご紹介します。
聖書の言葉
“創造主はその独り子であるイエス・キリストをこの世に遣わされ、十字架上で私たちの罪の身代わりとして死なせるほどに、私たちを愛してくださった。それは、イエス・キリストを信じる人がだれであろうと、滅びることがなく、救われるためである。”
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