オアシスからのニュースレター
2022.4
『キリストよみがえりの事実』
星野 弘治
墓を見届ける女弟子たち
今号では、キリストのよみがえりを詳しくご紹介したいと思います。聖書の記述をみながら、イエス・キリストの死が確かであることを確認することから始めましょう。
「完了した」と叫ばれたイエスは頭をたれ、息を引き取られました。死んだことを確認する兵士たちがイエスのところに来た時、イエスはすでに死んでいることが分かりました。しかし、兵士の一人がイエスの脇腹を槍で突き刺すとすぐに血と水が出てきました。夕方になって、アリマタヤ出身のヨセフと言う人がイエスの亡骸を墓に納めました。数人の女弟子たちは彼の後について行き、イエスのからだが墓に納められる様子を見届けました。
空っぽになっていた墓
1世紀当時は、死者の埋葬は土葬でした。3日目の朝早く、女弟子たちはイエス様の亡骸に香油を塗り、丁重に葬ろうと墓にやって来ました。しかし、墓に来てみると墓は空っぽ。
何が起こったのでしょうか。よみがえられたのでした。よみがえりの事実は以下の数々の出来事から明らかです。よみがえられた朝、イエス様は墓にやって来た女弟子たちに姿を現し、声をかけられました。その日の午後には自宅に帰る2人の弟子たちに現れ、よみがえられたことを悟らせました。その日の夜には、自分たちを捕えに来ると思い戸に鍵をかけて一つ所に集まっていた弟子たちの真ん中に現れ、「平安があなた方にあるように。」と言いながら十字架につけられた時の釘痕のある手と槍で刺された脇腹をお見せになりました。1週間後、主イエス様に会ったと証言する弟子たちを信じようとしない他の弟子にも現れてくださいました。また、他の時には500人以上の弟子たちに同時に現れて下さいました。
弟子たちは初め、よみがえられたイエス様を見て幽霊だと思いました。そこでイエス様はそうでないことを分からせるために焼いた魚を一切れ召し上がられました。よみがえられたイエス様のお身体は実に不思議な、栄光に満ちたお身体だったのです。この後40日間確かな証拠をもってよみがえりの事実を悟らせ、神の国のことを語られたのでした。
よみがえりの事実から分かってくること
よみがえりの事実は、イエス・キリストは間違いなく神から遣わされた救い主であること、さらに救い主について預言されてきた聖書の記述は真実であることを証明します。
ですから、最初の目撃者たちが言うようにこの方を救い主として受け入れ、この方を礼拝し、この方を愛し仕えて生きることこそ人の生きる本当の道であり、救いであることを改めて思わされます。あなたは、どのように受け止められたでしょうか。
聖書の言葉
“この方以外には、だれによっても救いはありません。天の下でこの御名のほかに、私たちが救われるべき名は人間に与えられていないからです。”
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