オアシスからのニュースレター
2023.10
「時代を見る目を養おう」
星野 弘治
今はどんな時代?
今日はどんな天気かなと思ったら、テレビ、あるいはインターネットで検索したらわかります。しかし今がどんな時代か、これからどのようになって行くのかということになると、そんなこと誰が分かるかと半ば諦めムードで真剣に考えようとしない人も多いのではないでしょうか。
イエス様の時代も同じだったようです。
イエス様は群衆を前にこんなことを言われました。「あなたがたは、西に雲が出るのを見るとすぐに、『にわか雨になる』と言います。そしてそのとおりになります。また南風が吹くと,『暑くなるぞ』と言います。そしてそのとおりになります」と。そして、「あなたがたは地と空の様子を見分けることを知っていながら、どうして今の時代を見分けようとしないのですか。」あなたは、今の時代をどのように見ておられるでしょうか?
終わりの時代に特別なしるしが
弟子たちはある時イエス様に「世が終わる時のしるしはどのようなものですか。」と尋ねました。イエス様はその問いに対して、偽キリスト・偽預言者の登場、世界規模の戦争、民族間の対立、大地震や飢餓人口の増大、異常気象や疫病が起こることを予告されました。
イエス様が予告されたこれらのことが、
実は20世紀に入って次々に起こっております。偽キリストの登場で多くの人々が惑わされ、政治の世界にまで深刻な影響を与えてきました。また世界規模の戦争が起こったことはご存じのとおりです。日本は地震大国ですが、マグニチュード8から9の巨大地震が日本だけでなく世界の各地で起きるようになりました。また異常気象、コロナウイルスの世界的大流行。ですから私たちは、今がどういう時代であるかを立ち止まって良く考えてみる時に来ているのではないでしょうか。
これらは産みの苦しみの始まり
世が終わる時のしるしを予告したイエス様は、その後で「しかし、これらはすべて産みの苦しみの始まりなのです。」とおっしゃいました。新しい生命の誕生を前に妊婦は産みの苦しみをします。それとちょうど同じように、これらの出来事は「人が支配する今の時代」が終わり、「神が支配する新しい時代の出現」が近づいていることの「しるし」だというのです。
それがこの天地を造られ、私たちに命を与え、愛しておられる創造主のご計画であるとするなら、そのご計画を心に留めて備えをする私たち一人ひとりでありたいと願います。
聖書のことば
「雨や雪は、天から降って、もとに戻らず、地を潤して物を生えさせ、芽を出させて、種まく人に種を与え、食べる人にパンを与える。そのように、わたしの口から出るわたしのことばも、わたしのところに、むなしく帰って来ることはない。それは、わたしが望むことを成し遂げ、わたしが言い送ったことを成功させる。」
配布版はこちら