オアシスからのニュースレター
2023.11
「あなたを待っておられる神様」
星野 弘治
どうして、そこまでするの?
2023年も後2か月を切りました。皆さま、いかがお過ごしでしょうか?今号では、創造主なる神はどうしてそこまでしてご自身との交わりを回復しようとしておられるのか、ご自身から離れた私たちが帰る道まで備えて待っておられるのか、その理由を考えた後、創造主なる神様のお気持ちを表わすたとえ話を紹介したいと思います。
2つの理由
1つ目の理由は、創造主なる神にとってあなたはかけがえのない存在だからです。「わたしの目には、あなたは高価で尊い。」と言っておられます。人がこの世に生まれてくる確率は3億分の1だそうです。
3億分の1!あなたは3億分の1の確率でこの世に生まれてきたのです。創造主なる神は母の胎内であなたを形造られた方でもあります。ですから、創造主にとって、あなたはかけがえのない存在なのです。
2つ目の理由は、あなたを愛しておられるからです。「わたしの目には、あなたは高価で尊い。」と言われた後に「わたしはあなたを愛している。」と言っておられます。また聖書の他のところでは、「神(創造主なる神)は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに世(あなた)を愛された。」とあります。払われた犠牲に神の御愛の深さ、真実さを覚えます。
たとえ話で気持ちを伝える
創造主なる神様のお気持ちを、イエス様はたとえ話でお話しくださいました。「ある人に二人の息子がいた。弟のほうが父に、『お父さん、財産のうち私がいただく分をください』といった。それで、父は財産を二人に分けてやった。」とたとえ話は始まります。この後弟息子は全ての財産をまとめて遠い国に旅立ち、そこで財産を全て使い果たします。どうにもならない惨めな状態になったとき、彼は我に返ります。
そして、「お父さん、私は天に対して罪を犯し、あなたの前に罪ある者です。あなたの息子と呼ばれる資格はありません。」と、父の前に立った時に言う言葉まで考えて帰る決断をします。彼がまだ家から遠くにいたのに、父は息子を見つけ、走り寄って息子を抱きしめます。そして全てを許し、息子として迎え、大きな宴会を催したというのです。何という父のご愛、何という父の喜び!
私たちを愛し、私たちに命を与えられた創造主なる神は、帰る道を備えてひたすら待っておられる方です。クリスマスを来月にひかえ、この神様の御愛を心に止め、クリスマスをお迎えする備えをいたしましょう。
聖書の言葉
「神は、実にその独り子をお与えになったほどに世を愛された。それは、御子を信じる者が一人として滅びることなく、永遠の命をもつためである。」
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