オアシスからのニュースレター
2023.6
『一度限りの人生だから』
星野 弘治
一体何が起こったのか?
私たちの人生は、やり直しのきかない一度限りの人生です。そういうわけで、「救い」とか「いのち」に関わることは特に慎重に考えておきたいものです。
前号の「真実をあなたに」でご紹介しましたが、女弟子からイエス様が復活されたことを知らされても「バカげたこと」と言って取り合おうともしなかった男弟子たちでした。しかしその夜、彼らの考えは一変しました。一体何が起こったのでしょうか。
その夜、身を潜めて集まっていた弟子たちの真ん中に、復活されたイエス様が現れたのでした。そして十字架に付けられた時の釘跡や、槍で刺された脇腹をお見せになり、「平安があなた方にあるように。」と言わたのです。そしてその後
40日間、復活されたイエス様は確かな証拠をもって、ご自分が生きておられることを弟子たちにお示しになられ、またやがて来る神の国のことを語られたのでした。
こうした体験があったので、弟子の一人ぺテロはユダヤ教の最高指導者たちを前に命の危険をも顧みず「この方以外には、だれによっても救いはありません。」と証言したのでした。
実体はありますか?
私たちの信じていることが本物か考えさせられることがありました。新潟県の南魚沼市浦佐に一代で、町一番の酒屋といわれるまでに店を大きくした方がおられます。彼は商売熱心な方で、人々から慕われる人格者でもあり、長年お寺の信徒総代を務めていました。八海山の山岳信仰にも熱心で、またその町の有名な毘沙門天にも信仰がありました。
その彼が末期ガンと診断され、余命いくばくもないことが分かった時、今まで信じてきた信仰は「わらをつかむような虚しいもの」だったそうです。不安の中にいた彼を、その町の教会の牧師夫人が訪問しました。彼女はイエス様が罪深い私たちの身代わりとなって十字架に架かって死なれたこと、死んで墓に葬られましたイエス様が3日目の朝復活されたことを話してあげました。するとどうでしょう。真剣に聞いていた彼は「信じたい。」と言い、牧師夫人と一緒にイエス様を信じる祈りをしたのでした。
あなたの信じていることに実体はありますか?確かな根拠はありますか?一度限りの人生です。どうぞよくよく考えてみていただき、取り返しのつかない悔いを後に残すことがないようにと心から願っております。
聖書のことば
しかし、ペテロとヨハネは彼らに答えた。「神に聞き従うよりも、あなたがたに聞き従うほうが、神の御前に正しいかどうか、判断してください。私たちは、
自分たちが見たことや聞いたことを話さないわけにはいきません。」
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