オアシスからのニュースレター
2024.3
『"復活"が信じるようになった根拠』
星野 弘治
墓は空っぽだった
イースター(復活節)おめでとうございます。今年も、ご一緒にイースターをお祝いでき感謝に堪えません。
十字架から下ろされたイエス様の亡骸は、ユダヤ人の埋葬の習慣に従って香料と一緒に亜麻布で巻かれ葬られました。それから3日目の朝、
すなわち週の初めの日の朝早く、女弟子たちがイエス様の亡骸にさらに香油を塗って差し上げようと墓にやって来ました。しかし、何と墓は空っぽだったのでした。
何が起こったのだろう?
墓が空っぽと聞くと、弟子のペテロとヨハネは急いで墓を見に行きました。見ると、確かに安置された洞穴の中は空っぽでした。彼らは帰ってゆきましたが、彼らを呼びに行った女弟子は、墓の外にたたずみ泣いていました。すると、「マリヤよ。」と呼ぶ声がしました。後ろを振り向くと、そこに復活されたイエス様が立っておられるではありませんか。
その日の夕方、ユダヤ当局を恐れた弟子たちは戸に鍵をかけて集まっていました。そこにも復活されたイエス様は現れ、「平安があなた方にあるように。」と言われました。1週間後には、イエス様が復活されたという証言を信じようとしない弟子にも現れてくださいました。こうして何と40日の間、イエス様は確かな証拠をもってご自分が生きておられることを弟子たちにお示しになったのでした。
信じるようになった根拠がここに
旧約聖書には「木に架けられた者は神にのろわれた者」とあります。ユダヤ人である初代の弟子たちには、木(十字架)にかけられたイエス、つまり神にのろわれたイエスが神から遣わされた救い主であるとは到底考えられないことでした。その彼らが信じるようになった根拠は、この”復活の事実“だったのです。あなたは、「復活などありえない」と思っておられませんか。弟子たちが出会った、この”復活の事実“にあなたも注視してみて下さい。
復活の事実を目の当たりにした弟子たちは、もうユダヤ当局も恐れることはありません。「神はこのイエスを死者の中からよみがえらせました。私たちはそのことの証人です。」「私たちは、自分たちが見たことや聞いたことを話さないわけにはいきません。」と、どこにおいてもどんな状況にあっても大胆に主イエスの復活を証したのでした。
復活されたイエス様はご自身の復活の姿を弟子たちにお見せになり、「平安があなた方にあるように。」と言われました。復活されたイエス様は今も、私たちがどんな状況にあっても私たちと共におられ、「平安があるように。」と御声をかけて下さる方でもあります。
聖書のことば
“私たちは自分たちが見たことや聞いたことを話さないわけにはいきません”
“この方以外には、だれによっても救いはありません。天の下でこの御名のほかに、私たちが救われるべき名は人間に与えられていないからです”
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